2007年/4月号
さあ、始めよう!
代表 野村 貴隆
進級した君たち、進級おめでとう。
中学を卒業して新入学した君たち、新入学おめでとう。
一度中退して改めて高校生活を再開した君たち、編入学おめでとう。
在籍していた高校から転校した君たち、転入学おめでとう。
進級、新入学、編入学、転入学。語りかける君たちひとりひとりを見ていると、
ネムには「多様性の包容」という言葉がピッタリだ。
君たちが、ネムという磁場に包容されつつ、自己の可能性を追求していってくれることを願っている。
新学期だ、さあ、始めよう!
今から15年前のことだ。教師ひとり、生徒ひとりから「野村学校」はスタートした。
その男子生徒が今年三十歳になるのだから、「野村学校」も歴史を重ねて来たのだろう。
「野村学校」は、カウンセリングや学習支援や進路指導を守備範囲としてきた。
言ってみれば、教育の広い範囲を活動に取り込んできた。
ひとりひとりの生徒の切実な必要に応えた結果だった。
ただ。生徒ひとりひとりの人生にとって、「野村学校」のなすことは小さなものでししかないと
考えてきたし、今もそう考える。人生をとうふづくりに見立てるとすれば、「野村学校」の役割は、
ちょうどにがりのようなものだ。脇役でしかない、が、それがなくては成りたたない
「とうふづくりのにがり」という、「野村学校」の学校だよりは、熟さないネーミングながら、
そんな思いが込められている。
君たちひとりひとりにとって、欠くことのできない「にがり」となれるように、
私もスタッフも、一生懸命に精進していこうと決めている。
「野村学校」は、質の高い教育機関だと言われている。
ただ、「野村学校」は高等学校ではないから、高校を卒業するためには通信制高校と連携するしかない。
「野村学校」が連携する高等学校が、クラーク記念国際高等学校だ。
したがって君たちは、クラーク記念国際高等学校の学生証を持つことになる。
いずれにしても、「野村学校」が通信制高校と連携して、君たちひとりひとりを
大切に育てていくことになる。この、新しい(New)教育の(Education)
カタチ(Mode)が、NEM、ネムハイスクールの名前の由来だ。
大学や短大、専門学校への進学準備を始めている君、君、君・・・・。
就職のために資格取得に取り組んでいる君、君、君・・・・。
集中力がフッととぎれやすいタイプの君、君、君・・・・。
どういうわけかゴソゴソしてしまう君、君、君・・・・。
コミュニケーションが大の苦手で気持ちを自分で抱え込んでしまう君、君、君・・・・。
世の中がそれを受験生と呼び就職組と呼びAD/HDと呼びHF―PDDと呼ぼうとも、
極言すれば、それは私にとってどうでもよいことだ。
それらの分類は、君たちとかかわる私の留意点にはなる。
しかし、分類名に関わりの本質があるのではなく、
私の中にある「育てるという意志」にのみ、教育の本質はある。
私も、私のスタッフたちも、おだやかに君たちを育てていくだろう。
育てるとは、守ることだと知っている。
ネムという磁場でゆったりと育っていってくれたまえ。
今日はカタ苦しい表現だったね。
日ごろは「ザクッと言うと、オレ、君たちをほっちょけんのんヨ!」みたいな表現で語りかけるんだけど(笑)。
はじめての君、君、君・・・・。これからもヨロシク。引き続きの君、君、君・・・・。これからもヨロシク。
4月、新学期だ。ひとりひとりのスタートラインから、さあ、始めよう。
Copy lights NEM HIGH SCHOOL