2007年/2月号
1. 今日のはじめに
 1月号から「生きがいのあるくらしのために」君たちに語りかけることにした。
いつで終わるんか、わからん(笑)。きっと長々しくなるだろうけど、
月に一度のオレのトークだ、どうかガマンしてつき合ってくらはい。
2. ケッキョク、「勝ち負け」じゃんか
 前回、ユーショーレッパイにふれた。優勝劣敗。
そしたら、「なんだ、野村もケッキョクは勝ち負けのこと言いよるだけじゃんか」と言われた。
なので、説明不足を反省し、今日は優勝劣敗についてもうちょっと続けます。
3. 優勝劣敗
 混勝、と書いてある。勝ったら「勝ち組」。敗と書いてある。敗れたら「負け負け組」。
そうとは言うちょらんのど。でも、そういうふうに理解されちゃったみたい。
だから開き直って言うんじゃないけど、現実に生きちょると、敵はいっぱいだ。
毎日毎日時々刻々、敵と闘わんといかんのよ。そして、その敵には負けちゃいけん。
負けんために頑張るんよ。いつでもどこでもなんにでも、その敵がひそんじょるから、闘い、闘い、闘うの。
勝とうとして闘うんじゃないとしても、くそー、負けんどーと思って闘うんよ、少くとも。
これが優勝劣敗の法則だ。厳しいけど、生きがいのあるくらしをくらしていくためには、
この優勝劣敗の法則からは逃げられん。敵は無数にある、おる、いる
ただ、その敵って、自分自身なんど。そこんとこ間違えんのど。オレの言う優勝劣敗は、
「勝ち組・負け組の競争社会」のこととは本質的に違う。

4. 一意専心と優勝劣敗
 こないだオレ、「君たちをマンマ理解するというマニアックな一点においてオレは優勝しちょる、
その他のことがらについては劣敗しちょる」と書いた。生きちょるとわかってくるけど、
生きていくってことは、多くの偶然の交点ひとつをたいせつにしていくことだ。ひとつだ。
そのひとつを大切にし続けることを、一意専心という。
一意に専心し続けるためには、どんだけ自分と闘わんといけんことか!
オレの一意は、くりかえすけど「君たちをマンマ理解するというマニアックな一点」だ。少しエラそ〜に
言い直しをすると「思春期に出現する教育的・心理的テーマに対して臨床教育学的視座から実践的な
アプローチをおこなう」ということ。この一点でオレの人生は過ぎていきよるけど、
オレの中にはいっぱいの敵がある、おる、いる。オレ、臆病だ。なので、キャンパスを増やしていくのも
10年計画だった。10年間、遠くの君たちの先輩は、遠くから通って来てくれていた。
あまりのトロさに、時々は無謀も考えた。チャッチャとキャンパス増やして遠くの人たちの要望に
応えちゃろ〜とも思った。臆病も、無謀も、しかしいずれも我が心の中の敵。
その敵に負けんために、勇気と計画と決断が必要だった。
オレ、短気だ。君たちの中の何人かには、一秒でも早く行動パターンを変えるべきじゃと
イライラしたこともある。けど、イライラしてもはじまらんので、ただただ忍耐しよった。
「時がそのうち変えるじゃろう」とオレの中で言い訳しながら、ガマンした。
けど、短気も忍耐も敵なんよ。その敵に負けんために、意志と信頼と機知が必要だった。
オレは、オレの一意専心をやっていきながら、オレの中にある、おる、いる敵と闘ってきたし、
今も闘いよる。迷いや欲望や怒りや不信や虚栄や悲観や不安など、いっぱいの敵と闘いよる。
負けちょるところがあるかもしれん。ただ、「負けんのど、頑張るんど」と自分で自分を
はげましながら生きよるし、これからもそうだろう。
優勝劣敗の法則は、自分と自分自身との関係においてのみ、意味がある。

☆☆入学試験合格発表☆☆
(2/26現在)
専修大学/東京聖栄大学/日本福祉大学/広島経済大学/梅光学院大学/宇部フロンティア大学/
徳山大学/広島国際大学自動車短期大学部(2名)/大阪国際大学短期大学部/
宇部フロンティア大学短期大学部/比治山大学短期大学部/ホンダテクニカルカレッジ関西/
西鉄国際ビジネスカレッジ/ミキヤヘアメイクカレッジ/山口コ・メディカル学院/
九州スクールオブビジネス/広島自動車大学校/山口インフォメーションカレッジ専門学校/
福岡市医師会看護専門学校/福岡第一医療リハビリテーション専門学校/トヨタ神戸整備専門学校/
山口情報ビジネス専門学校/山口県立東部高等産業技術専門学校(3名)/パリ総合美容専門学校/
大村美容専門学校/山口県立農業大学校/大阪アニメーション専門学校/広島酔心調理師専門学校/
広島医療体育学院専門学校/六日市医療技術専門学校/広島工業大学専門学校(3名)/
広島美容専門学校/神戸国際調理製菓専門学校/山口医療福祉専門学校/
広島アニマルケア専門学校/昴学園総合専門学校(順不同)

5. 比較優劣ではなく優勝劣敗
 ひかくゆーれつ。だれかとくらべて、勝った・負けた。
「オレ、バイク乗りよる。あいつは歩きじゃ。勝った!!」
「ウチ、メル友300人。あのコ、あんましメールせんみたい。勝った!!」
「あいつとあいつは※※なのに、オレ、○○じゃけぇ、負けた」
「あのひと、△△だけどワタシ、☆☆なので、負け犬」みたいに、比較(くらべること)しながら
勝ったとか負けたとかいう思考パターンに染まってしまうと、あれど、アホなオジサンとか
オバハンとかと同列同族になってしまうど(笑)。
 「私の実家の姉が結婚した人の叔父にあたる人のマタイトコが国家公務員なんで、勝ち!」とか
「オレんち、2年連続で自治会の班長しよるんど〜。勝ち!」とか、ありか?それって。
 くらべくらべて見比べてみて、なんか勝てそうなコト見つけて勝ったつもりで
安心するような生き方は、くらべくらべて見比べてみて、なんか負けてそうに思えてくると、
不安だらけになってしまうってことだ。やめとけって、比較優劣なんか 。
 そうじゃなくって、劣敗せんで優勝するの。オレの中にある、おる、いる敵と同じように、
君たちの中にある、おる、いる敵に、君たち自身が優勝するんよ。すぐれて、勝つんよ。
 スポーツでも受験でも資格取得でもなんでも、内なる敵に優勝した人たちだけが、しっかりと
その人の位置を占めてるんだと思う。他人との競争に勝ったという意識ではなく、
自分の内なる敵に「すぐれて勝った」という意識に満ちてるから、その人たちは輝いてるんだろう。
だったら、オレだって君たちだって、必要なコトは「内なる敵に、優れて勝て!!」だよね。
マネーの分量を規準とした勝ち組・負け組の発想とは違うってこと、わかってくれるだろうか。
6. 今日のおわりに
 次回は、大量消費社会の中で生まれ育つしかなかった君たちについてふれてみようと思う。
自分があたりまえと思っている世の中や、自分の考え方や感覚が、消費社会の染めつけの
結果であることを示してみようかと思う。そしたら消費の満足と生きがいとがちがうこととか、
くらべての勝ち負けとは別次元の、生きがいのあるくらしがわかりやすくなるかもしれんけぇ。

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